
画餅洞のアカウントで紹介している順番通りにアップいたします。
インスタでは複数枚の画像も掲載しておりますが、ブログでは画像少なめと簡単な説明になるかと。
ご興味ございましたら店頭、お電話、インスタグラムのダイレクトメッセージにてお問合せいただけますと幸いです。
会期の1週間ほど前までは、店頭での下見も可能ですので、お気軽にお声掛けください。
では、第三弾。
Session 5 画餅洞出品商品 No.23〜No.28

売約済み。sold.
直径:約34.5p
縦幅:約30.0p
江戸後期〜明治ごろ。

時代のスレ、汚れ有り。
ガタつきはほとんどありません。

アイヌのイタはアイヌの人が木地盆として仕上げたものがほとんどです。
イタにベンガラ塗りはおかしいのでは?という疑問もありましたが、アイヌの人が手に入れた浄法寺盆に彫りを施してから交易商に塗りを依頼するというパターンはたまにあったようです。

祭器になる椀や耳盥などと一緒にアイヌに渡ったのでしょう。

これはひょっとすると東北アイヌのイタではと。
私自身すっかり失念しておりましたが、明治の初めくらいまで青森、秋田、岩手の山間部には東北アイヌと呼ばれるアイヌ人が存在したという事実。
北海道アイヌでは見かけぬこのパターン、盆の時代、産地から考えると、詳しくは研究されている方に委ねる必要がありそうですが、そういった可能性もなくはないと。
いろいろ書きましたが、酒器盆として映えます。

売約済み。sold.
最大幅:約51.5p
高さ:約10.3〜13.8p
明治〜昭和初期ごろ。



スレ、汚れ有り。
洗い鉢としたのか、真ん中に意図的に開けられた貫通している穴有り。
これは水抜き穴と思われます。
これがなければ捏ね鉢としました。


No.23のイタと併せて、どうして京都のうちの店なんかに来たのか…とちょっと思っております。

お値段はお問い合せください。
横幅:約20.8p
縦幅:約13.0p
高さ:約2.8p
時代・産地不明。
箱有り。

骨格に木の部分があるのかもしれませんが、ほとんど漆の層によって形作られたものです。
塗っては研ぎを数えきれないほど繰り返してできたもの。

漆の塊と思います。

売り口上どころかちょっとマイナスになるのかもしれませんが、そんな深淵をのぞき見る様な漆の世界。
菓子皿、ペントレイにどうぞ、なんて言葉が出てこない執念の様な積み重ねの結末。
もはや依頼された仕事などではなかったのではと推測。

堆朱とは呼べないまでもその様な漆の塊。
明るさ、軽やかさなんて皆無です。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだとか。

売約済み。sold.
横幅:約66.0p
縦幅:約37.5p
厚さ:約2.3p
時代・産地不明。

これといったキズはありません。
脚なしというのが案外ないものです。

この手のものを扱う時、引き合いに常にジャクソン・ポロックの名が出てくるのは個人的になんとなく不満です。



売約済み。sold.
横幅:約54.0p
縦幅:約18.7p
高さ:約5.0p
時代・産地不明。
若狭塗りか。

元はまな板でしょうか。

こちらも意識的に仕上げたものと考えております。
偶然とただ作業を続けた過程で現れる景色ではありません。

治療のため比喩的な絵も多く描いたようです。
そこから生まれたイメージで制作された作品として取り組んだ絵と治療の為の絵。
その差、優劣など私などには判りません。
それらがすべてアートと呼ばれるなら、これもまたと思います。
一枚の絵を観るような気持ちで。

各バラ売り 5枚有り
売約済み。sold.
直径:約22.5p

窯印がありますが、はっきりと判りません。

ごく小さなホツがあるものも有り。
裏の釉薬の剥がれは製造時の目跡。
ナイフ、フォークの使用で特に擦りキズが付いているものをあえて選んでみました。

そないに実用実用言わはるんやったらなんか骨董ちごてよろしいんちゃいます〜(京都風)という感じでSession5ではやってまいりましたが、ついに普通に使えるお皿をご紹介する時が。珍事です。

黒いです。
ナイフで傷付いた白い線が黒地に映えます。
光の当たり具合では青い光沢がゆらゆら。
あまりにも料理と相性好く、なんかすみません…。
紹介まだまだ続きます。
No.29〜は第四弾で。
Stay tuned!