
画餅洞のアカウントで紹介している順番通りにアップいたします。
インスタでは複数枚の画像も掲載しておりますが、ブログでは画像少なめと簡単な説明になるかと。
ご興味ございましたら店頭、お電話、インスタグラムのダイレクトメッセージにてお問合せいただけますと幸いです。
会期の1週間ほど前までは、店頭での下見も可能ですので、お気軽にお声掛けください。
では、第一弾。
今回も真っ黒で。
画餅洞 All blacks!
Session 5 画餅洞出品商品 No.01〜No.12

お値段はお問い合せください。
高さ:約18.0p
最大幅:約11.2p
東北地方 江戸時代。
口の付け根に古い割れ穴あき有り。
芹沢_介旧蔵。
東北陶磁文化館(2023年閉館) 「工芸の意匠」展示出品商品。

諸説ありますが、火男(ひおとこ)が訛ったというのが有力かと。
嘯く(うそぶく)とは、鳥の声に似せて口笛を吹いて、ウソの鳴き声で鳥を呼び寄せることが、とぼけている様と捉えられたから。

それでいてどこか洒落て観えるのは、芹沢_介と云う人の眼なのでしょうか。
その眼の影響を強く受けつつも、あまり寄りかからずにとは思いますが、外せないものは外せない。
フライヤー掲載商品です。

お値段はお問い合せください。
台座を含む高さ:約38.0p
台座幅:約14.5p
台座奥行:約10.0p
江戸時代。

右腕付け根は入手時に外れていたものを、仏像修復をされる方に直していただきました。
台座は同じ方に、神代欅で作成していただきました。

民間仏と言い切るには凜々しく、仏師の作と呼ぶにはちょっとゆるくて可愛らしい。
どちらにも観えるところが魅力かと。
状態欄でも書きましたが、右肩は直っているのがかろうじて判る程度にプロの方に直していただきました。
(入手時は完全に外れておりました。)
台座の神代欅もよく似合っていると思います。
お直しに出して、本当に良かったなとしみじみ。
次の方に胸を張ってお渡し出来ます。

お値段はお問い合せください。
高さ:約13.7p
江戸〜明治ごろ。

小さなあたりキズ等あります。
お手先は欠損ではなく、元々こういう作りだと推測しております。

出品されていた方に入手元を尋ねますと、富山県の日蓮宗を信仰される旧家の仏壇の中にいらっしゃったと聞きました。
そのこともあり、毘沙門さん韋駄天さん等の可能性も十分ありますが、ひょっとして妙見さんかなと推測しました。
間違えていたらごめんなさい。
それにしても、この造形感。
もはや、なに様であろうとも、です。

¥38,000- (税込)
高さ:約8.0p
江戸〜明治ごろ。
「

表裏どちらの面にも合掌の仏さまが簡素に彫られています。
これといったキズはありません。見落としてしまいそうでしたが、両面に尊像が彫られた稀な小仏。
かなり堅そうな材に下手くそながら一生懸命にといった印象です。

ちょっと深読みするとそのような意味もあるかもしれません。
案外、こっちも彫っとくか、くらいのノリかもしれませんが…。

よく判らないから面白いと書くとお叱りを受けるでしょうか。

お値段はお問い合せください。
台座付きの像の高さ:約10.0p
台座付きの像の幅:約8.2p
立像の高さ:約10.2p
お厨子の高さ:約29.0p
お厨子の幅:約29.8p
お厨子の奥行:約15.7p
江戸〜明治ごろ。

お厨子は当初からのものか不明。後世のものにも見えます。
ただ、この状態で安置されていた様ですので、おまけ程度にお考えください。
虫喰い、扉軸に破損あり。

またしても悩ましい何様とも断言し難い不思議なヒトガタの様な一対。
普通に考えれば男神像・女神像、もしくは簡略化され切った恵比寿大黒ですが(台座付きは俵とも見れます)、明言は避けたいと思います。
山陽山陰の神さまたちの奥深さに触れつつ、東北の山の神やサンスケにも通じる造形に惹かれました。

お値段はお問い合せください。
高さ:約32.0cm
紐を含めない幅:約8.0cm
江戸〜明治ごろ。

吊り紐は動きます。
少し支えを入れて自立します。

今回の画餅洞セッション5出品商品の中でもぶっちぎりのなんじゃコレ感。
我が子を喰らうサトゥルヌス的な。
なぜ魚ではなく猿なのか、と考えてみると陰陽五行思想で猿は水を司るからと思われます。
こんなもの買ってどうするの?という気持ちと、
これを買わなくてどうするの?という気持ち。
一度見たら忘れられません。
入手した日から戸惑い続け、夢にまで見ました。
これを日の目といってよいのか判りませんが、ついにご紹介できます。

お値段はお問い合せください。
長さ:約19.0p
高さ:約19.8cm
幅:約8.0cm
東北地方。江戸〜明治ごろ。

これは当初からこういう作りだった様にも見えますが、折れてしまったので直してこうなったと考える方が自然かと。
かみ合わせから首元には少し隙間が出来ています。
脚先に一部剥がれ有り。

東北地方では、特に馴染み深く数もそれなりに作られた神馬ですが、陶製というのは珍しいかと。
簡略化された表現は…とお決まりで書きそうですが、写真を撮っているとやはり馬のことをよく知っている人が作ったんだなと思わされる処が多々あります。
日々の暮らしに寄り添い、豊作、無病息災、安産、交通安全などを共に祈り、あらゆる動物の中でも大活躍のお馬さま。
神さまの乗り物をご自宅にどうぞ。

¥44,000- (税込)
高さ:約11.6cm
最大幅:約7.0cm
山形県。江戸〜明治ごろ。
ウブなりで汚れもそのままです。

昨年のSession5での笹野彫 × 18のパレードは、国内外たくさんの方々からご好評いただき、忘れ難いよい記念になりました。
もうお腹いっぱい、やめとこと思ってましたが、こんな優品を見つけてしまったら買わずにはおられません。
面の取り方に目を見張るものがあります。
黒さも申し分無し。
去年の面子に入っていても主役級だったでしょう。
8年前の第1回 大きずもの展から欠かさず用意し続けてきましたので、これ一体だけとはいえ、個人的によし、の気持ちです。

お値段はお問い合せください。
高さ:約28.5cm
山形県。江戸時代。
羽根に欠損有り。
片面は真っ黒。
もう片面は、うっすら墨書きの目や羽根が確認できます。
顔の辺りに小さな亀裂有り。
台座部分との境目に意味ありげな古紐が残っております。

第1回目から用意し続けてきましたが、近年は大人気でお値段高騰。
Session5で披露することが年々難しくなってきました。
お客さまにそんな泣き言を漏らしていたら、二羽持っているので一羽をどうぞと。
大分からわざわざ届けてくださりました。
古格、大きさが有り、黒さも充分。
今となっては入手困難な、ハイレベルな一羽と思います。

¥36,000- (税込)
高さ:約5.8cm
江戸〜明治ごろでしょうか。
真っ黒に時代味が付いています。

片面にキズの様な顔の様な、なんとも判断の難しい線がうっすら確認出来ます。
考えられるのは、差し込みが外れた仏頭、山の神やサンスケ等の簡易表現像の頭部クローズアップ、はたまた何かの道具など。
何にでも観える小さな正体不明のお方。

¥80,000- (税込)
高さ:約17.5cm
最大幅:約14.0p
明治〜昭和初期ごろ。
左膝、背中に亀裂有り。
刀と両腕は後世に足された可能性有り。

福助でいいのかもしれませんが、ちょっと違うかなと。少々苦しい名称ですが、侍人形としました。
この手のものは元は人形型(紙を貼って人形を量産する型)だった可能性が高いです。
人形型であった場合は、突起があると紙を貼って外すのが困難になるため、概ねつるんとした形になります。
(だるまさんをイメージしていただくと判りやすいかと。)
後世、刀と両腕を追加して目を描いて飾り人形としたと考えると辻褄が合います。

人形の完成予想模型です。
ま、どちらにせよ、易々と転がっているものでもなく、木味も上々。
裃を着て、ちょこんと正座したお姿はかわいらしく。

¥65,000- (税込)
高さ:約14.0cm
明治ごろでしょうか。
型を外す際に生じる中心線と時代の亀裂、汚れ等有り。

福の神になった実在の人物。
商売繁盛、幸運を呼び込む福助人形を量産する元となる木型です。

本人のみならず、周りの人間まで幸せにすることから、福神さまになったといわれている福助。
その人形をたくさん作る元となれば、もう。
まだまだ、紹介続きます。
No.13〜は第2弾にて。
Stay tuned!