024年 秋 目白コレクション 画餅洞 出品商品紹介。
開催が近づいてきました。
メジコレ公式インスタグラムアカウントでは、出店メンバーからの商品紹介が順次アップされています。
画餅洞インスタグラムでも、メジコレに出品する商品の投稿もそろそろ。
そちらには各商品複数枚の画像と詳細を掲載いたします、是非ご覧ください。
今回もこちらでも画餅洞メジコレ出品商品リストを。
順次追加更新予定です。
インスタ、ブログで紹介した商品でご興味おありのものがございましたらお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
<2024年 秋 目白コレクション>
※今回は金曜日・土曜日開催となります。
ご注意ください。
2024年
10月18日(金)12:00〜19:00
10月19日(土)10:00〜16:00
販売展示会/入場無料
会場:目白 椿ホール
東京都豊島区目白1-4-8 デサントビル1F
JR山手線 目白駅から徒歩1分
インスタグラム 目白コレクション公式アカウント
@mejirocollection
インスタグラム 画餅洞アカウント
こっとう 画餅洞(わひんどう)(@antique_wahindo)
では、画餅洞メジコレ出品商品リスト、No.01から順次追加アップ。
No.01 古鉄 船行灯もしくは龕灯
※お値段はお問い合せください。
高さ:約16.5p
幅:約15.0p
鎖と開閉のピンは後補。
水平機能に若干の狂いあり。
江戸〜明治ごろ
龕灯とは当時の懐中電灯のようなもの。
中のろうそく立てが自由に動き、ジャイロ効果で、常に水平を保つ仕掛け。
ただ本品はよくあるものよりカラクリの多い四重構造になっており、ここまで水平を意識したのは揺れる船先などで使うためだったのかもしれません。
なんにせよ、この機械感にくすぐられます。
吊り香炉や花器と見立てても面白いかと。
No.02 木彫 神馬
※お値段はお問い合せください。
体長:約41.0p
高さ:約35.0p
幅:約13.0p
亀裂、耳先の欠け有り。
脚先にはおそらく板などから外された際の釘が残っています。
江戸〜明治ごろ
東北あたりの奉納神馬と思われます。
一木から彫り出された線は正に日本の馬と云ったところ。
目力なかなかですが、角度を変えると笑っている様にも憂い帯びたようにも観えます。
生活に馬が密着しており、よくよく観察した上での表現でしょう。
神さまの乗りものをご自宅に。
No.03 秀衡椀 三ッ入子
※お値段はお問い合せください。
一番大きな椀で
口径:約14.0p
高さ:約8.5p
桃山時代前後
合箱有り
漆剥がれ多数。
全体的に枯れきって木地が覗いている部分もあります。
口縁内側に塗り直しが少々有り。
外に向けて大きく張りだした胴のライン。
裾広がりに開く浅刳りの高台。
約束通りです。
コンディション自体は決して良いとは言えませんが、オリジナルの状態をよく残した時代古漆器の王道的一品。
毎回秀衡椀を手にする度に、もうやめたい、他に無名のノーブランド漆器にも良いものはあるとか書くのですが、どうにも抗えぬ魅力が。
奥州藤原氏を起源とした古漆器の華。
ま、これぐらい枯れ枯れですと所有者を随分選びそうですので、どんな方に納まるのか楽しみでもあります。
エンドユーザーは自分かもしれないと思いつつ…。
No.04 白と黒の神像
※お値段はお問い合せください。
高さ:約24.5〜25.8p
幅:11.8〜12.0p
虫喰い少々、欠け有り。
彩色はかなり落ちています。
黒い方が男神像、白い方が女神像でしょうか?
江戸〜明治ごろ
白と黒の不思議な神像です。
黒い方に笏を持っていたのではと考えられる差し込み跡の折れが見られますので、男神像と推測しております。
しかし、黒く塗ったというだけでは判然としないのは、この方は明らかに煤けてもおられます。
仏像と違い、秘する神像が香などで煤けることはあまりありません。
火中でもなさそうです。
しかも一体だけ。
男神像、女神像で安置されていた場所が違う?というのもそうあることではないように思います。
彫りの特徴は同じで、制作年代の差もないと考えられます。
不思議で済ませるのは説明不足の感を否めませんが、詳しいお好きな方のお目に留まれば幸いです。
No.05 春日盆(特大サイズ)
※お値段はお問い合せください。
横幅:約57.0p
縦幅:約43.0p
高さ:約7.0p
若干のガタつき、裏面に漆の亀裂、螺鈿の一部にメクレ、角の隅入部分に一部漆直し有り。
ご使用には支障ないと考えております。
時代箱付き。
江戸時代
春日盆、手力(たぢから)盆、隅入盆と、どの呼び方でも正しいのですが、春日大社のお供物台として生まれたことから、春日盆という名称が個人的にはしっくりきます。
今まで扱った春日盆の中でも特別大きな特大サイズです。
よくあるものは幅30〜38pほどですが、本品は幅約57.0pと二回りは大きいです。
そして時代箱付き。
今西氏、今西清興文所持とあります。
確証はありませんが、奈良で今西氏といえば、創業1660年の今も続く酒蔵、今西酒造またはその分家に関する伝世品ではと推測しております。
春日大社との縁も深いと思われる大和らしい春日盆。
お箱を含め貴重なものと思っております。
来歴の判る春日盆は少ないものです。
No.06 東大寺お水取り御香水桶
¥65,000-(税込)
高さ:約15.6p
口径内寸:約9.0p
最大幅:約13.0p
蓋部分がありません。
内側の漆には亀裂が入っているため、花器とされる際には落としをご用意ください。
明治時代
東大寺修二会(お水取り)の御香水桶です。
なんだ明治か、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、この時代のものもそうはありません。
ガラス瓶のものですら最近は見かけません。
蓋は失われておりますが、花器にするに支障はないかと。
個人的には理想の見立ての花器の一つと思います。
No.07 御神鏡 日月
¥26,000-(税込)
横幅:約8.2p
縦幅:約7.2〜7.4p
御神鏡から外れた日と月の部品セットです。
明治ごろでしょうか。
御神鏡を飾る象徴的な部分です。
外れたか外したかは判りませんが、鏨は非常に細かく丁寧で、これだけでも残すべしと思った方がいたのでしょう。
ピンホール程度ですが穴も開いていますので、壁に留めたりいろいろ楽しめます。
No.08 迦楼羅天 残欠
¥38,000-(税込)
台座含む高さ:約26.0p
台座幅:約8.5p
台座奥行:約8.0p
くちばし先、両翼、両腕など欠損。
虫喰い跡有り。
台座は古材を使った後世の合わせ。
室町〜江戸時代
一見、天部でもどなた様?と悩みますが、迦楼羅天像でよいと思います。
くちばし先と両翼、両腕が欠損しているため、どういう残欠具合なのかちょっと考えてしまいますね。
インド神話のガルーダが仏教に取り込まれ、守護神八部衆となったお姿。
三毒を喰らい、不動明王の纏う炎は迦楼羅の吐く炎と伝わります。
仏教彫刻としてそれほど数多くあるものではありませんので、お探しだった方は是非。
No.09 三嶋茶碗
¥65,000-(税込)
口径(ひしゃげています):約16.2〜20.0p
高さ:約6.0〜8.5p
内外両側にひっつき有り、本金の金継ぎ直し。
高台に金散らしの漆直し。
肌つやは非常に良いです。
江戸時代と思われる時代箱付き。
高麗末〜李朝時代
いつの時代にも酔狂な方はいらっしゃった様です。
この状態を面白いと思い、日本に招来されたのでしょう。
江戸時代に茶道具として渡ってきたと考えられる古箱に納まります。
昔から鶏龍山茶碗などは窯の中で変形した形を編笠などと呼び、その独特の造形を楽しんでいたというのは散見しますが、ここまである意味出来損ないの三嶋を面白いと考えた当時の人の感覚に共感してしまいました。
茶碗、菓子鉢、香物鉢と、これを手にした人々も少々手を焼きながら楽しんでこられた様子です。
No.10 しっぽが剣のお稲荷さん
¥48,000-(税込)
高さ:約9.0p
長さ:約5.8p
これといったキズはありません。
(よくしっぽが折れなかったナと)
明治〜大正ごろでしょうか。
お稲荷さんにもいろいろありますが、初見の造形です。
全体的にひょろ長くしっぽはおそらく剣でしょうか。
本来は一対だったと思われますが、この方のみです。
奈良で仕入れましたが、出生は判りません。
このスタイルの意味をいろいろと考えてみるのも楽しいかと。
No.11 興福寺 古材
¥88,000-(税込)
横幅:約40.0〜49.0p
縦幅:約39.0p
厚さ(最大):約7.0p
時代の汚れ、穴空きなど有り。
興福寺の焼印。
時代は難しいところですが、鎌倉ごろでしょうか。
ここ近年の古材ブームで、なかなか良い寺院古材を手にすることが出来ませんでしたので、久々の入荷です。
天平古材とはゆきませんが、中世のよく枯れた木味で、木目の浮き立ちもきれいです。
厚みがしっかりありますので、どんと重めの古陶磁を乗せても安心です。
酒の盆と見立てても楽しいかと。
金属工芸いろいろ
会期も迫ってまいりましたので、6点一気に。
No.12〜No.17まで。
サイズは一番大きな角酒注ぎの高さが約14.5p。
これを参考にご覧いただけましたら。
No.12 黄檗山系 古錫祭器
¥44,000-(税込)
上下セット。一部欠け。
江戸時代
黄檗山の特徴ハート型の猪目(いのめ)がポイントです。
それだけでは黄檗山とは言い切れないところもありますが、その時一緒に出た荷物の関連性からも信じてよいかと。
花器にどうぞ。
No.13 養蚕神
¥24,000-(税込)
材はアンチモニっぽい合金。
とはいえ数の少ない蚕の神さま。
明治ごろでしょう。
No.14 経筒残欠 伝金峯山出土
¥80,000-(税込)
古鏡にも見えますが、おそらく経筒の蓋か底部分の残欠。
平安時代
No.15 角酒注ぎ
¥22,000-(税込)
無駄なく収納される花見重に付いている酒注ぎの離れ。
真鍮地でこの形。花器にどうぞ。
明治ごろ。
No.16 古銅 銚子
¥15,000-(税込)
全面緑青を評価しての仕入れです。
花器にどうぞ。
No.17-@A 御神酒口
各一対
@ ¥3,500-(税込)
A ¥3,500-(税込)
神仏に捧げられる枯れない華。
御神酒徳利に挿すので神酒口(みきぐち)
調べると各様式にいろいろな意味があり面白いものです。
江戸〜明治ごろ。
No.18 木彫 獅子
※お値段はお問い合せください。
長さ:約40.0p
高さ:約35.0p
幅:約17.0p
前脚欠損(自立します)
お顔一部欠損、しっぽに欠け有り。
一部に古い補修あり。
かつて火事に遭われたようで、所々焦げ跡有り。
一部彩色を残す。
室町〜江戸時代
なかなかキリッとした美形です。
欠損部分が有り、火事に遭われたような焦げ跡も見られます。
なかなか過酷なこともあったと容易に推測できますが、歳月を経てなお凜々しくあるかと。
No.19 時代 小引き出し
¥33,000-(税込)
幅:約44.0p
奥行:約39.0p
高さ:約25.0p
枯れきった木味ですが、引出しの開閉等も問題なく使えます。
鍵はありません。
引出しの中に汚れ有り。
引出しの下の金具が一部欠損。
裏面に墨書きが有り、かろうじて弘化(1864〜1847年)と読めます。
天板の味も良く、飾り台としても優秀なものと思います。
明治ごろのものでも古手の小引き出しと言いますが、江戸のものはそうはありません。
花器、仏さまなど、ひとつポンと置くと映えます。
もちろん収納もできる優れもの。
ご紹介は間に合いませんでしたが、この辺りも持参いたします。
・脇仏三尊
・厨子入り 木彫 不動明王 伝清水寺
・頭の大きな護法善神
・枯れた前鬼後鬼
・古銅 厨子入り 地蔵菩薩懸仏 立像
・根来丸盆
・高麗盃
・真福院 九寸盆 五客組
・麦わら片口
などなど。
2024年 秋 目白コレクションでどうぞ。
今週末、金曜日・土曜日、目白にてお待ちしております!
2024年10月03日
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