2023年09月23日

2023年 秋 目白コレクション 画餅洞 出品商品紹介 順次更新 No.01〜

DM.jpg2023年 秋 目白コレクション 画餅洞 出品商品紹介。

今秋はいつもよりちょっと早い開催、
いよいよ来週末の開催です。

メジコレ公式インスタグラムアカウントでは、出店メンバーからの商品紹介が順次アップされています。

画餅洞インスタグラムでも、しばらく前からメジコレに出品する商品を投稿しております。
そちらには各商品複数枚の画像と詳細を掲載しております、是非ご覧ください。

今回もこちらでも画餅洞メジコレ出品商品リストを。
順次追加更新予定です。

インスタ、ブログで紹介した商品でご興味おありのものがございましたらお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。


<2023 秋 目白コレクション> 

9月30日(土) 12:00〜18:00
10月1日(日) 10:00〜16:00

JR山手線目白駅 駅から徒歩1分隣り デサントビルB1階
東京都豊島区目白1-4-8

※ご来場に関しましてのご注意点、整理券の配布等についてのお知らせがあります。
目白コレクション公式インスタグラムにてご確認くださいますようお願いいたします。

インスタグラム 目白コレクション公式アカウント@mejirocollection

インスタグラム 画餅洞アカウント
こっとう 画餅洞(わひんどう)(@antique_wahindo)

それでは、画餅洞メジコレ出品商品リストです。

No.01から順次追加アップします。

No.01 木彫 阿弥陀如来.jpgNo.01 木彫 阿弥陀如来 立像

お値段はDM・お電話等でお問い合わせください。

台座含む高さ:約25.0p
本体のみの高さ:約23.0p
平安〜鎌倉ごろ。
虫喰いあり。現在は止まっています。
うっすらと墨書きのあとが確認できます。

大久保裕司氏「方丈唯心」、編集版の「賞玩唯心」所載現品(台座は替わっています。)

枯れた時代を感じさせる木味ですが、流れ仏と云うほどのやつれ方でもありません。
何より、愛らしいまま、よく今まで、と思います。
旧蔵者の大久保裕司さんは骨董の著書も多く、王道の蒐集からこんなところもと、常に溜め息と驚きを与えてくれる方でした。
長く手元にありましたが、ここで。


No.02 硝子舎利容器.jpgNo.02 硝子 舎利容器

¥55,000-

高さ:約9.6p
明治ごろ。
身の上部、蓋裏に当たりキズがございます。
画像にてご確認ください。

古硝子好きの方ならお判りでしょうか。
この時代のリキュールガラスの型吹き脚に、宙吹きの丸い玉を乗せて仏具とした、不思議な一品。
当時の製作者の思いつきだったのかもしれませんが、まとまったきれいな形です。
水も少し入りますので、花器に見立てても楽しいかもしれません。


No.03-06.jpgNo.03〜No.06 今回のテーマは、霊獣たちのいるところ。

やっぱりおおかみ。
やさしいライオン。
あおいとり。
ぞうのボタン。
あとは、100万回生きたねこあたりをメジコレまでになんとか用意。


No.03 石造 稲荷一対.jpgNo.03 石造 稲荷 一対

お値段はDM・お電話等でお問い合わせください。

高さ:約25.0〜25.5p
奥行:約22.5〜23.0p
幅:約12.0p
明治ごろでしょうか。
牙のある方は、しっぽ欠損。
どちらも耳先に欠け有り。

No.03-2 石造 稲荷一対.jpg聞けば秩父の方から出たものとのこと。
となると、この非常に特徴的な牙の表現は、秩父の山犬、狼信仰の名残なのではと。
狐を彫りつつ、どこか信仰の根っこの様なものが造形に表れたと解釈しております。


No.04 木彫 獅子 狛犬 一対.jpgNo.04 木彫 獅子 狛犬 一対

お値段はDM・お電話等でお問い合わせください。

高さ:約28.0p
奥行:約20.0〜24.0p
幅:約14.0p
江戸時代。
どちらもおしり部分からしっぽ欠損。
阿形の獅子の方が特に傷みがあります。
一度、真っ二つに割れたところを昔に接合補修。
側面も薄く欠損した様です。
補修の際に打たれたと思われる古鉄の釘を残しています。

大好きな狛犬と獅子ですが、好みのものとなると中々見つかりません。

好みであっても値段があまりにも…なんてことも多々。
仕入れでは特に慎重に、かつ好みというものを手に入れるのは、なかなか難しい類。

愛嬌のある表情に、ずんぐりとした安定感のある姿は和みます。
傷みはありますが、はぐれず一緒にいることも嬉しく。
初めて狛犬を、という方にもおすすめです。


No.05 木彫 鳳凰 もしくは 朱雀.jpgNo.05 木彫 鳳凰 もしくは 朱雀

お値段はDM・お電話等でお問い合わせください。

台座含む高さ:約30.0p
本体のみの長さ:約35.5p
台座に乗せた状態の長さ:約33.0p
時代出自不明。(桃山〜江戸ごろでしょうか。)
寺社の建築装飾品の残欠と思われます。
元は玉眼が入っていたのか、現在眼の部分は空洞です。
台座は中世の古材で特別に誂えられています。
小欠け等ございます。

No.05-2 木彫 鳳凰 もしくは 朱雀.jpg包み布にマジックで書かれたその伝来は立派なものですが、それを保証することは出来ません。
何か資料に少しでも載ってないかと調べてみましたが、行き当たりませんでした。
中尊寺 鳳凰 平安時代 武藤コレクションとあります。
時代は少々盛り過ぎな気もいたしますが、中尊寺、武藤コレクションの文字は無視出来ないところ。
何かしら根拠があっての一文なのでは。

武藤山治は明治から昭和にかけての旧カネボウ代表、実業家だった人。
幅広い古美術品の収集で知られますが、仏教美術の残欠の蒐集に目を見張る面白いものがあります。
一昔前に忘れがたい、武藤山治旧蔵、平安の如意輪観音の仏手をまぐれで扱ったことがありました。
その記憶から。


No.06 木彫 白象.jpgNo.06 木彫 白象

お値段はDM、店頭、お電話にてお問い合わせください。

長さ:約31.0p
高さ:約21.0p
最大幅:約13.0p
室町ごろか
普賢さんのいない白象のみ。
塗り直しがさらに剥がれています。
鼻先、脚先などに欠け、しっぽ喪失。

以前Session5というイベントで登場してもらった象さんですが、その時はご縁なく。
今回、霊獣たちのいるところ、と銘打ったからには、冬眠明け?で再びご登場願いました。

然るべき処に居たはずが、主を失い、どこをどう彷徨ってここに来たのか。
とはいえ、悲壮感なく解き放たれた自由な印象です。
目は三日月型のやさしいタレ眼。

骨董の世界では、獅子や狐を飼っていらっしゃる方は結構多いのですが、象は少数派。
そもそも、はぐれ象は少ないのです。


No.07 春日 神代杉 菓子皿 各種.jpgNo.07 春日 神代杉 菓子皿 各種

箱入り五客組 ¥15,000- × 2セット
一客ずつバラ売り ¥2,000- 〜 ¥4,000- ×14客

サイズ:画像参照 箱入正方形のもので 約15.0p × 約15.0p
多少のスレキズあり。
四種類あります。
昭和初期ごろ

春日神代杉菓子皿がウブでまとまって出ました。
神代杉とは、埋もれ木、化石になる前の木材の意味として使われることが多いのですが、本品の場合は春日大社、春日山の御神木を使って造られたという意味になります。

なんにせよ、貴重な材を使って当時の指物師が仕上げた格調高い四方の木皿。
こんなにまとめて仕入れが出来たことは今までありませんでした。
バラ売りで一枚ずつお求め易くというのも、喜んでいただけるかと。
時代の壱圓五捨銭などの貼り紙が残ります。


No.08 如意宝珠 貯金玉.jpgNo.08 如意宝珠 貯金玉

一つ ¥8,000-  ×5(バラ売り)

幅:約9.2〜9.5p
高さ:約9.0〜9.3p
産地不明。明治初期ごろでしょうか。
未使用品。
多少の小キズやスレはございます。
穴の大きさはバラつきがあり、現在の500円玉が入るものも2つあります。
当たり前ですが、お金を取り出す際は割るしかありません。

明治初期に浅草の今戸焼、土人形の一種として生まれたと聞きます。
その後、銀行や郵便局の制度が整ったこともあり各地で大流行。
中世の壷や甕、寺社の賽銭箱を除けば、それまで縁起物貯金箱という発想はあまりなかった様で、この形が日本の貯金箱の始まりと云われています。

如意宝珠は意のままに望みを叶える縁起の良い珠。


No.09 春日 脚盆.jpgNo.09 春日 脚盆

¥75,000-

縦 × 横:約32.5p × 33.5p
高さ:約12.0p
明治ごろでしょうか。

この状態を好しとして意識的に荒れた景色で完成させたものです。
ガタつき無し。
(上に載せたガラスはNo.02 硝子舎利容器です。)

虫にずいぶん喰われてなんてひどい状態と思われる方が多いと思いますが、違います。
この荒れた材を主役にしてみせたいという当時の作者もしくは依頼主の趣向です。
よって、この状態が安定した完成品であり、虫喰いも進行しません。

江戸末〜明治ごろは煎茶の流行もあり、一見すると枯れきったぼろぼろの材にきらりと一点蒔絵を施したり、極端な対比を楽しむものが散見されます。
そのころのものでしょう。
それにしても類品のない激しい景色の春日盆。


No.10 李朝 皮鯨 茶碗.jpgNo.10 李朝 皮鯨 茶碗

¥55,000-

口径:約11.6〜12.0p
高さ:約6.0〜6.3p
16C〜17Cごろでしょうか。
時代のニュウが1本、時代汚れが少々あります。

一見、壷屋?唐津?と思いましたが、李朝の変わり種、不思議な茶碗です。
見込みに釉は掛けず、口縁に鉄釉を回す意味なんぞを考えますと、ますます混乱してしまいますが、こんなのもあると古陶磁研究で知られる出川直樹さんも書いておられます。

識ったようなことを書きましたが、見るのも手にするのも初めてです。
珍品推しみたいに書きましたが、普段使いにも好い渋い茶碗と思います。


No.11-12 春日盆 2種.jpgNo.11、No.12 春日盆。
江戸の漆塗り、裏に蜻蛉と蝶の螺鈿と、
昭和初期の木地四方盆の二種。
(上に載せたガラスはNo.02 硝子舎利容器です。)




No.11 春日盆 漆.jpgNo.11 春日盆 漆

¥44,000-

縦 × 横:約28.0p × 38.0p
高さ:約4.6p
江戸時代
細かい亀裂、漆メクレ、物を置いていた跡、螺鈿に一部剥がれがあります。

No.11-2 春日盆 漆.jpg


No.12 春日盆 木地四方.jpgNo.12 春日盆 木地 四方

¥26,000-

縦 × 横:約19.5p × 20.7p
高さ:約2.2p
昭和初期ごろ。
1ヶ所亀裂があります。

No.12-2 春日盆 木地四方.jpg春日盆と云う呼び方が好きなのですが、手力(たぢから)盆、隅入盆とも言います。
盆と書きますが、お運び用のものではなく、供物台として生まれたものです。
春日大社、またその末社において使用され、伊勢神宮などと同じく二十年に一度取り替えられます。
縁のあるものに下賜され、大切に保管されることからも特別な盆と呼んで差し支えないかと。

最近入手が難しくなってきましたが、江戸期の典型的な漆塗りの一枚と、品の良い四方の木地を入手しました。
どちらも上に置かれたものを引き立ててくれます。


No.13 厨子入文殊菩薩.jpgNo.13 木彫 文殊菩薩

¥33,000-

厨子の高さ:約9.8p
厨子の幅:約4.5p
江戸時代
厨子より文殊さん本体の時代が古そうです。
右手先、持物の利剣欠損。

智慧の仏さま、文殊菩薩。
ちょっと変わっているのは、頭巾に袈裟。
僧形文殊菩薩と呼んだ方がよいのか悩ましいところです。
頭巾まで被っているというのは珍しいかと。

なんにせよ、彫り良く、可愛らしいお方。
念持仏に。


No.14 興福寺 天平瓦.jpgNo.14 興福寺 小さな軒丸瓦 残欠

¥22,000-

最大幅:約11.0p
天平時代

画像では判りにくいかもしれませんが、通常サイズよりとにかく小さいのです。
本殿などではなく、離れの小屋などで使われた特殊なサイズと聞きます。
キャストもかなり良いかと。
残欠ですが、自立して飾れます。

本日、奈良にて入手。

No.15 元興寺 千体仏.jpgNo.15 元興寺 千体仏

¥120,000-

台座含む高さ:約9.5p
鎌倉時代
彩色を残しています。

当店の変な仕入れのコンセプトに、みんなが良いというものはなるべく避けよう、それでも抗いがたいほど好きなものはやっぱりちゃんと仕入れようというダブルスタンダードがあるのですが、こちらはまさに。

仏教美術の定番だとか、判り易い基本の、なんて言いますが、出自と時代が明確で魅力的なものというのは、骨董の世界全体をみると、案外数多くない様にも思います。

明治期には民間に流出した数も多いゆえ、いつでも買えるとたかをくくっていたら、いつの間にかなくなるというのがこの世の常かと。


No.16 古銅 毘沙門天.jpgNo.16 古銅 毘沙門天

¥88,000-

本体高さ:約4.6p
台座を含む高さ:約7.6p
南北朝〜室町時代
摩耗してキャストはゆるくなっておりますが、像形はしっかりと。
台座は当方で用意した簡単のもので、すぐに外せます。

キャストがゆるくなった分、逆にスタイルが強調されたと思います。
小品ながら、腰をぐっとそった動きのある毘沙門さんです。
ホゾではなく、二つの穴でどこかにしっかり固定されていたのでしょうか。

四天王の中でも単独で祀られることが多い毘沙門さん。
北方守護の戦闘神ですが、火をくぐったり、土に埋もれたりで、随分まろやかに。
これぐらいが、個人的には好いです。


No.16 古銅 太鼓獅子.jpgNo.17 古銅 太鼓獅子

¥36,000-

高さ:約4.5pぐらい(正確なサイズを測り忘れて発送してしましました。)
唐物なら清朝、日本なら江戸時代
これといったキズはありません。
香炉の外れというよりは、元々書鎮か印材だった可能性が高いかと。

何かの役に立つかと問われれば、紙押さえぐらいですが、こういったものに実用性を求めるのも詮無いことかと。

棚や机の上にちょこんといるだけで和みます。


No.17 松 急須盆.jpgNo.18 松の急須盆

¥48,000-

幅:約12.0pぐらい(正確なサイズを測り忘れて発送してしましました。)
時代不明。明治〜昭和初期ごろ
鉛の板で直された部分が本品のセールスポイントです。

急須盆は脇役中の脇役。
それ自体が強く主張することなどないし、また、ここに個性などはいらないと思ってましたが、主役を喰う勢いの急須盆を入手しました。
とろとろの老松。
欠けたのか鉛板で直すという発想。
個人的にはコレが急須盆の中で過去イチです。


直前紹介 1.jpgかわいい系や衝動買いを楽しんでいただきたいお手軽なものも。
すでに商品は梱包・発送済みですので、サイズなどははっきり判りません。値段もうろ覚えです…。

ま、適当に。

かわいい犬は加賀人形でしょうか。
一つ ¥6,000-  ほど。


直前紹介 2.jpg古伊万里の白磁そば猪口は、完品が一つ ¥9,000-  のサービスプライス。
大きな平佐の筒も一つ。


直前紹介 3.jpg屑紙を固めて作られた抽象画のような一枚は ¥8,000-


直前紹介 4.jpg古伊万里の網手七ッ入子盃は、ちょっとだけ金直しがあり、¥38,000-
スタッキングものに弱いのです…。


直前紹介 5.jpg筒のちょこあれこれは忘れちゃいましたが、どれも¥5,000-するかしないか、とか。


直前紹介 6.jpg最後はちょっとコテコテに、今流行?の大峯山の講のマニアックな大きな版木。¥18,000-ぐらいやったような…。


最後にざざっと、こんな適当な説明文もどうかなぁと思いましたが、、ご容赦ください。

ほかにもいろいろあります。
目白コレクションでどうぞ。
今週末、お待ちしております。

尚、現時点でも会期終了後の通販ご予約を受付けております。
すでに何点かは、会場には行けないけれど、残るようなら欲しいというありがたいお声をいただいております。
もちろん目白コレクション会場にお越しくださる方が最優先ですが、
会期終了後に残っていた場合は、通販ご予約ご希望の方に優先的にご連絡させていただきますので、インスタグラムのダイレクトメッセージやお電話(会期前後はしばらく不在にしております。10/7より通常営業に戻ります。)にて、会期後通販ご希望とお気軽にお申し付けください。
posted by papindo at 16:04| Comment(2) | 商品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日は。ご無沙汰しております。
ブログの更新有難う御座います。
目白コレクション、楽しみにしております。
メジコレ初日は夜勤明けなので、
腰の具合を見ながら笑、なるべく初日に
伺いたいと思っています。

Posted by 藤太 at 2023年09月26日 14:28
>藤太さん

いつも、ありがとうございます。
あまり無理の無いようにお越しくださいね。
今回もお目にかかるのを楽しみにしています。

メジコレ紹介アイテム、もうちょっと追加する予定です!
Posted by papindo at 2023年09月26日 15:15
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