載せてみるもんです、3回のご飯ネタで大出世です!
先日のことです。
ハットリさんの貧乏オタク飯とあさひ宅の精進料理のような質素メシをご覧になったお客さまが、
不憫に思ってくださったのか、「たまにはリッチ飯でもどうや?」と、なんと、伊勢海老をおすそ分けしてくださいました。
しかも、ケンカしないようにと丸々1尾ずつ。
ブレてるんじゃありません、獲れたて、活きてます!
店にあるもので丸々2尾を載せられるのはこの白磁の水盤だけでした。
でかい!!
お陰様でこの晩はふたりともそれぞれリッチ飯。
ハットリさん宅では、豪快に丸ごとボイルしてご馳走手巻き寿司になったそうです。
あさひ宅は画像の通り。
持ち帰ってもまだ生きていらっしゃったので(!)、さすがにちょっと怖かったのですが、がんばって解体してみました。
有次を刃こぼれさせてまでやってみた甲斐がありました。
この身!宝石のよう!!
せっかくの伊勢海老さまなので、大事に使っている古伊万里の五寸皿を使いました。
他になんにも描いてないシンプルな捻り紋だけのお皿というのは案外少ないものなので、これは気に入っていてちょっと気を付けて使っています。
あとは、この前も使っていた昭和の有田の小鉢、江戸末の朱塗りの小皿、木工作家さんのくり貫き向付(これは酒器として使うこともあります。)、再登場の霊芝なずなの小鉢、明末清初の呉須手の角豆皿。お醤油は定番の古伊万里型紙刷りに。なんだかんだ出番の多い変形豆皿です。
せっかくなので、別の器にも盛ってみました。
こちらは昭和初期の被せガラス皿。
デザート皿などに使われることが多いと思いますが、
うちでは夏場のお造りや酢味噌和え、豆腐サラダなどでの出番が多い一枚です。
ああ、今回の主役はうつわではなく、獲れたて伊勢海老さまでした。
「おいしいぃ…」という言葉しか出ないほど、ぷりぷりとろとろで蕩けました。
画像には写っていませんが、お味噌いっぱいの頭も鬼殻焼きにして堪能しました。
ちまちまほじほじしたり、ちゅうちゅうしたり、しがんだり、いじまし〜く喰い尽くしました。
ほんとにおいしかったです。
ご馳走様でした。ありがとうございました!!
2013年07月27日
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