2007年10月19日
曇日の空気のなかに、
よくぞこんなきれいな状態で残っていたものです。
江戸時代から。
ガラスの丁子油入れです。
丁子油は鎮痛、胃腸の薬として、
また独特の香りがあり香料としても使われていたようです。
現代でも漢方や香辛料として使われていますね。
クローブという英名の方が親しまれているでしょうか。
ところどころにぷつぷつと気泡が入っていますが、
その中には江戸時代の空気が。
このガラスを通して見る景色は江戸を通して見る景色。
と、思うとなにか不思議な感じがします。
時間の流れを目で感じているような感覚とでも申しましょうか。
小さいけれど存在感のある一品です。
画像
「ガラス 丁子油入れ」
時代:江戸末期
価格:26,000円
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