2005年10月26日
鬼店主指導の下、金直しにチャレンジ! その2
こんな具合に漆を扱うのは大変なのです。
が、漆にも負けない女傑(昔のあだ名です)アサヒ、
今回は漆直しにチャレンジしてみました。
直しの品は私物の「古伊万里 蜘蛛の巣に蝶図鉢 江戸後期」。
見た目にも美しい器ですが、ストーリー性にも感服。
蜘蛛と言うと嫌がられそうですが、蜘蛛の巣に閉じ込められて、この(器の)中にいる蝶はもうどこにも行きませんよ、という図。
はかなくも美しい器です。
考えようによっては残酷さ、エロティシズムさえも感じさせます。
(なんとなく映画「ボクシング ヘレナ」を思い出すのは私だけ?)
かなり私好み的中の一品。
なのにっ、割れてしまった…west→east運搬中に。
元・画餅洞商品です。
売るのが悔やまれるくらい大好きな器だったのですが、運搬中に破損。
梱包したのが自分だったので責任問題&割れてしまい値下がりしたので「自分で直したらいいやん♪鬼(店主)に教えを乞うのは悔しいが背に腹は変えられん。ここは我慢して「先生、教えて下さいませ。」というしかない…」てなことで一顧客としてお買上げ。
残念やら嬉しいやら。
ということでやっとタイトル、
鬼店主指導の下、金直しにチャレンジ!
難しいっ!
筆が、線が、震える!ワシってもうアル中?って思えてしまうくらいです。
特に器の中ほど、深まっているところは難しいです。
個人的思惑的には心外乍らも鬼店主に尊敬の念。
「線、太すぎっ!ぶれすぎ!この下手くそっ!」
なんと言われようが、小さくなって「ごもっともで…」の一言でした。
お客様の器お直しするなんて到底まだまだです。
悔しいが鬼店主を尊敬…。
やっぱり暫くは「ごみ片付け&ひたすら金研磨」係りに留まっときます(;_;)
画像:真剣です!
ストレス解消「鬼店主非道ぶりチクリ」シリーズその3.5
シーン:思ったより記事が長くなってしまい、帰る予定時間をかなりオーバー
わ:「長くなりそうやし残り明日にしよっかなぁ、疲れて眠たいし…(お伺い)?」
鬼:「書き始めたんやったら、やり終わるまでやってから帰りーやっ(-"-)
はぁー疲れた、眠いなぁー(´ ー `)。先帰るわ、あー忙しっ!
あ、今日はストーンズかけととくしねっ、じゃーねっ(`∀'ハ」
やって…。
ストーンズも好きですよ、好きやけどさぁ…。
なんて優しいのっ!シャチョ慈悲の一言シリーズ第一弾!
鬼(店主)は画餅洞店内では打って変わって、仏の様に優しさ満開です。
こんな意地悪されてる私ですら「この人、優しくていい人?」って惑わされる程。
お客様には危害、罵倒、罵声、罵詈雑言等は一切行ないませんのでご安心を。
っていうか、すごく親切、丁寧、優しい。(しかも弱そう?)
なんで私だけ?ストレス解消素材にされてるんやろか・・・
この記事へのコメント
蜘蛛の巣鉢の古伊万里は、ありますでしょうか。
Posted by 佐藤俊男 at 2006年07月21日 21:42
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